タイ王国

タイ王国の国旗
首都バンコク
言語タイ語
人口66,404,688人(2010)
面積513,120km²

解説

今の王朝が開かれた18世紀の末、それまでの赤旗に王家のしるしが加えられた。
さらに、1899年には3頭の白象の発見にちなみ、白線で描いた像が加えられた。
白い象は建国の伝説につながるめでたいものとされる。
その後、デザインは一部手直しされたが、1916年、国王が洪水の被害を視察に行ったとき、国旗が逆掲揚されているのを見、逆にならない図柄への改定が企図された。

第一次世界大戦に参戦したタイ(シャム)は、諸外国で三色旗が近代化の旗印として使われていることに刺激を受け、翌1917年9月、時のラマ6世がタイの三色旗と呼ばれるこの旗を制定し、1936年11月、公式制度が整備された際にもこの旗が国旗として確認された。
赤は国民を、白象に由来する白は仏教を、青はチャクリ王朝を表わしている。
なお、王旗はこの国旗の中央に白い象を描いたもの。

2011年秋、バンコクからシャム湾にそそぐチャオプラヤ川が氾濫し、ユタヤやバンコクの中心部まで深刻な洪水が及んだ。
これによる経済的な打撃は、世界経済を困惑・混乱させるほどの規模だった。