8月の猛暑に次いで、今月も気象がおかしいですね。きのう(3日)は埼玉や千葉で竜巻、きょうは栃木でも竜巻があったと報じられています。私はきのうは兵庫県尼崎市での講演に出かけたのですが、新大阪駅に着いて、わが人生、こんな豪雨はいつ以来のことだったかという酷い雨に見舞われました。
私は寝ていて気付かなかったのですが、きょうは明け方東京で大変な雨だったようです。
でも、異常気象は日本だけではありません。コンゴ民主共和国でいつも小欄を見てくれている日本大使館のAさんはもう6、7年はこの国とその周辺で仕事をしている人ですが、「毛布を買ったのは初めてです。本当に寒い」とメールをくれました。
また、朝日新聞(9月2日付夕刊)には、南米のペルーやその周辺の寒波を伝えています。「ペルー厳寒 リャマなど2万7千匹が被害」だそうです。あの手の動物を「匹」と数えるか「頭」と数えるかについては、異論なしとしませんが、被害がかなり深刻のようです。
ボリビア国旗の中央にある国章拡大図
ペルー国旗の中央にある国章拡大図
南米ペルーが厳しい寒波に見舞われている。各地で積雪を記録し、1人が死亡、5千人以上が被災した。アルパカやリャマなどの家畜も約2万7千匹が死ぬなど、農牧業にも影響が出ている。
寒波は8月末から強まり、南部の高地を中心に雪や雹(ひょう)が降り、住宅739棟が損壊するなどした。政府は緊急事態宣言を出し、250地域を対象に簡易ベッドや毛布、薬の供給を始めた。
南部各州の標高3千メートル以上の高地では零下20度程度の冷え込みが予想されている。
国旗では、ボリビアの国旗にアルパカが、ペルーの国旗にビクーニャが出てくるのです。リャマとともにその体毛が高級繊維としてもてはやされ、これらの動物を育てる牧畜業は盛んです。
ペルー南部カラバヤで8月26日、降り積もった雪の中で死んだ家畜を見つめる牧畜業者=カラバヤ当局提供/AFP時事(朝日新聞より)