国旗のある風景 – 天安門前広場

4月23日のロイター通信に拠れば、中国外務省は「領土問題で片方に加担しない約束守るよう米国に要請」したという。

オバマ米大統領が、尖閣諸島は日米安全保障条約の適用範囲内との認識を示したことを受けたものであると、報道官の定例記者会見で明らかにした。


写真は天安門広場で3月撮影(Petar Kujundzic)

この要請は当然である。但し、米国が尖閣諸島について発言するのは、一方的に加担するのではなく、法と歴史に照らして、当該地域が日本の領土だというのであって、同盟国だからと言って、不当に日本に加担しているのではない。

ところで、この写真、前景の兵士に焦点を合わせているせいか、中国の国旗「五星紅旗」が、単純な赤旗の林立に見えなくもない。まさか、経費節減で「先祖帰り」というわけではあるまい。

それにしても、この旗の数。日、米、英、仏などを考えると、それぞれの国旗がここまで林立というのはまずあり得ない。中国が必至になって、国民の統合を国旗に託しているように見える。「頑張れ! 五星紅旗」というべきところか。

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