ブラジルW杯を目前にした5月27日、満員のさいたまアリーナでサムライジャパンは、キプロスを相手に壮行試合を行った。
5月27日、さいたまアリーナで
ブラジルW杯壮行セレモニーを前に(日本テレビの画面から)
怪我から復帰した内田のゴールで結果は1:0。終始押し気味だったし、連携プレーもなかなかだったが、ゴールを外す場面が目立ち、これでは同じタイプのチームとされるギリシャ戦は大丈夫かという不安が残った。やはり指宿合宿で体力を消耗しきっていたのか。
ところで、サッカー戦でいつも気になる国旗「日の丸」について3つ。
- ゴール付近に並ぶ「日の丸」がしばしば地面にこすられること。
- 「日の丸」に「夢」「闘魂」「勝利」「撃破」といった文字を書き込むこと。
- 選手の胸の「日の丸」も、放送するテレビ画面の「日の丸」も小さすぎること。
国旗のデザイン、特に上部に白地(白帯)が大きくある旗、つまり、今回の相手のキプロス、白赤の横二色旗であるポーランド、白青赤の横三色旗であるロシア、その青を緑にしたブルガリアといった国旗には、まず、文字が描かれることはない。ましてスポーツ大会では皆無と言っていい。
それが「日の丸」だと、おそらくはデザイン的に書きやすいこと、すなわち、墨筆で文字を書きやすい空間があることから戦前に「武運長久」「八紘一宇」「凱旋勝利」…などと、記号する習慣ができたことが今日に続いているとしか思えない。
今後は、是非やめてほしいし、間違えても、外国旗には書き込まないでほしい。