フランス領ポリネシアの旗
この旗が示す仏領ポリネシアってご存知ですか?
銀行に立ち寄ったら「外貨両替」のパンフレットがあり、この銀行では20種類の通貨を交換できることが国旗とともに示してありました。
その上から11番目、韓国の国旗の上に出ているのが、パシフィック・フランも交換できることを示す、フランス領ポリネシアの旗。
簡単に言えば、南太平洋のリゾート・仏領タヒチ島での通貨も扱っているという表示なのです。
1984年に制定されたこの国旗の基本をなす赤の帯と、中央の白は、タヒチ島の古い旗に由来しています。中央は仏領ポリネシアの紋章で、青い海と黄色い陽光、赤いポリネシア伝来の帆を掲げたアウトリガー・カヌー。太陽が水平線から昇っているという構図はキリバスの国旗にも見られます。
カヌーの上には人が5人立っているような姿が描かれていますが、これは仏ス領ポリネシアを構成する5つの地域、すなわちソシエテ、トゥアモトゥ、マルキーズ、トゥブアイ(オーストラル)、ガンビエの各諸島を表しています。
ちなみに、少し離れてはいますが同じ仏領のニューカレドニア、仏語ですからヌーヴェル・カレドニーと呼ぶべきでしょうが、原意はラテン語で「新スコットランド」。別の旗を持っています。
ニューカレドニアの旗