6月6日、翌日の和歌山での講演を控え、大阪で畏友・福井章氏ご一家と懇談した。いささか飲み過ぎたのと会話の盛り上がりで難波のホテルに着いてからも簡単に寝る気分にならず、テレビを見ていたら、海上保安庁の特別救援隊員の訓練の様子を紹介していた。
胸と背中に「日の丸」を付けた新人隊員たちの水中、陸上ともどもでの激しい訓練は並大抵のものではない。生来、体育が苦手でロクに泳げない私にとっては、まさに神業にしか見えない。
先の韓国船の座礁転倒沈没事故の際、なぜ、韓国は日本へ救援を求めなかったのか、不思議でならない。人命救助は北方領土問題で対立しているロシアとも日本は日頃も合同訓練してきたし、実際に駆けつけたこともある。韓国は、慰安婦、靖国、教科書、竹島等、日韓間の問題をいたずらに増幅して騒ぎ立てることによって、政権の維持を図っているとしか思えないフシがある。
海上保安庁の訓練もさることながら、この辺りを平素から大いに話し合っておきたいものだ。韓国付近で日本船が万一、あのような事故にでもあったら、即刻、周辺諸国に協力を求めてしかるべきだ。