仁川(インチョン)のアジア大会はトラブルがいろいろ続いています。
こういう大きなイベントではミスがでるのは当然かもしれませんが、バドミントンで怪しげな風が吹いたりというのは、論外です。ある友人が「韓国の国民性」が出たと言ってましたが、セウォル号事件以来、韓国社会における基本的価値観に疑問を感じることが多いのは残念です。
箱館大戦争の図。手前が新政府軍
国旗に関係しては、「ワンピース事件」というのがありました。旭日旗が登場する日本の人気マンガ「ワンピース」はけしからんということで、7月12日からのその展示会が開会2日前に中止になったのです。
そのマンガを見る機会がありました。どこの国の少年かわからないある少年の成長物語です。確かに、旭日旗のようなマークが数回、登場しますが、それは所詮、「似たもの」であり、「そのもの」ではありません。「日本」が舞台でもありません。くだんの展示会の展示物にもこのマークはなかったそうです。韓国でもこのマンガは結構、ネットなどで人気だったそうで、どうも「坊主憎けりゃ…」の口でしょうか、それとも「風が吹けば桶屋が・・・」の逆でしょうか。
それにしては、朝日新聞の社旗が韓国で問題にならないのが不思議です。「従軍慰安婦」の誤報を根拠に反日行動をしてきた韓国の官民は、これこそ旭日旗を連想させると言って反対してもよさそうなのにと皮肉の1つも言ってみたい。
旭日旗は1870(明治3)年に陸軍旗として制定されましたが、その11カ月前までの箱館戦争では同様の旗を新政府軍が掲げ、「日の丸」を掲げる榎本武揚らの立てこもる五稜郭を囲んでいたのです。