ブリヤート共和国の国旗にもモンゴルと同じソヨンボ

ロシアは47州、9地方、1連邦区、21共和国、1自治州(ユダヤ自治州)、4自治管区の計81の行政区から成っている。もっとも、ロシアにいわせればこのほかセヴァストポリ連邦区とクリミア共和国があるということになるでしょうが、これは認めるわけには行かないのです。


ロシア連邦を構成するブリヤート共和国の国旗

モンゴルの国旗

ブリヤート共和国の国旗につき、千葉県の小学校の教員である石川さんという方から「ブリヤート共和国の国旗にある印は太陽と月か」との質問が寄せられました。

ブリヤートは21ある共和国の1つ。バイカル湖とモンゴルとの中間に位置しています。日本人そっくりな人が大勢います。

国旗のしるしはまさに太陽と月です。これはブリヤート人がモンゴル系であることを示しており、モンゴルの国旗も共通なソヨンボというしるしです。モンゴルの国旗は1992年までは炎の上に黄色い星が付いていました。社会主義政権であることの象徴でした。

ソヨンボの哲学的な意味は私には解りません。おそらく陰陽五行説に由来する東洋的な思想なのかと思います。

ご承知のように往時、モンゴルは中央ヨーロッパまで進出しました。これによって中国の雲南省に始まった黒死病(ペスト)菌がユーラシア大陸全体に拡大したという興味深い記事が昨日(11月10日)の朝日新聞(夕刊)に出ていました。大阪大学の入学試験問題からの記事だそうです。

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