ごあいさつ
みなさまのご理解、ご協力により、このHP「タディの国旗の世界」は、あと数日で「丸3年間、毎日更新」という宿願を達成することになります。ご愛読ありがとうございました。
このHPは㈱ライトの伊藤輝学兄の並々ならぬお力添えどころか参画がなかったら、これは1ページも更新できませんでした。ここに衷心より厚く御礼申し上げます。
この3年間、ただの1度も更新を欠かさないという私の思いは達成されましたが、ただの1度も香辛料、もとい更新料を払おうとしない私の厚かましさに、同社は、全社を挙げてご協力、ご支援くださいました。
みなさまももし、HPのことや新しい商品の開発といったアイディアがありましたら、同社に気軽にご相談ください。昨今の「ハロウィンブーム」を創った会社といっても過言ではありません。電話は、03-5340-7702です。
たまたま昨日、久々に会ったカンボジア人から「3年前にブログを止め、今度は国旗の連日更新も止めて、引退するんですか」と、ほとんど詰問という感じで迫られました。
別に穴籠りするわけではありません。国旗の話題が尽きたわけではありません。なにぶんにも小学校4年生の時からの国旗のことであり、60余年、日々関心を持ってきたテーマですから、当たり前と言っては当然です。書き溜めている原稿も何(十)万字もあるはずです。ですからこれからも時々、更新はするつもりですので、その際はご高覧、ご笑覧ください。
ただ、老生はまもなく74歳になります。もちろん年金生活者ですが、幸い至って健康で、生きることに貪欲なためか、この世に未練があるためか、日程を書いた手帳が真っ黒になるほど立て込んでいる日々を送っているのも事実です。
ですから、これからの仕事は、①国旗、②領土問題(日露関係)、③オリンピック に重点を絞って参りたいと思います。②については1973年以来の「日ソ(露)専門家会議」を2015年3月にモスクワで開催します。通算31回目の率直な意見交換の場です。
③についてはこの25日発売の週刊新潮で毎週約1ページ、「オリンピックのトリビア」を連載します。文字数が厳格に決められている原稿は本当に窮屈で心労が重なりますが、新たな挑戦として取り組んでいます。1964年の東京オリンピック組織委で最年少職員として働かせていただいたことのせめてもの恩返しを「語り部」として務めたいと思います。
毎日新聞にも毎月第3水曜日の朝、「東京オリンピック物語」を連載しています。既に4回掲載されています。
「オリンピックは世界を知るチャンス」であり、「国旗は国際理解の第一歩」です。2つの連載にはもちろん国旗の話が何度も出ることでしょう。
長い間のご愛読を深謝し、引き続きお付き合いをたまわりたいものと思います。
なお、読者の方々から「話を聞きたい」「講演してほしい」というありがたいお申し出が何度もありました。どうぞ気軽にお申し付けください。講演料?いただければいくらいただいてもびっくりしませんが、ご用意なければどうぞ、ご心配なさらないでください。私は国旗とオリンピックに育てられた人間ですから、無料でも時間が許す限りお引き受けさせていただきます。
みなさまの一層のご健勝とご活躍を祈念致します。
2014(平成26)年12月23日(天皇誕生日)
2020年の東京オリンピックまでは間違いなく元気な
吹浦 忠正