首都 | ヤウンデ |
言語 | フランス語、英語 |
人口 | 19,522,000人(2008) |
面積 | 475,440km² |
解説
カメルーン地方は、19世紀の終わりにはドイツ領であった。
その部分が第一次世界大戦後、イギリスの委任統治領となり、第二次世界大戦後もそのまま信託統治領となっていた。
一方、その東のフランス領カメルーンは、1960年にカメルーン共和国として独立。
翌年、イギリスの信託統治領の一部である北部がナイジェリアに編入され、南部はカメルーン共和国と一緒に連邦を構成した。
このため、当時の国旗は緑の部分に黄色い2つの星がついたデザインだったが、1975年に単一の連合共和国となって統一され、国旗の星は中央に一つとなり、さらに1982年には「連合」を取り除いて、全く単一の共和国となった。
それだけに、一つの星に国民の統合と団結の気持ちが強く込められているといえよう。
緑は農業を、赤は独立のための血を、黄色は豊かさを表わす。
英仏両国の植民地であった地域が1つになって独立したというのはほかにカナダ、両国の植民地を経験した国としてはセイシェルなどがある。