バチカン市国

バチカン市国の国旗
首都バチカン
言語ラテン語
人口791人(2008)
面積0.44km²

解説

言わずと知れた世界で最も面積の小さい独立国。

面積0.44平方キロというのは日本の皇居の40%にも満たない。

カトリックの総本山として、聖ピエトロ大寺院、教皇のいる宮殿、宝物を納めた美術館などから成る。

国旗は1825年、教皇レオ12世が制定したもの。

バチカン市国はイタリアとの複雑な関係を続けた末、ムッソリーニとの交渉の末、1929年2月のラテラノ協約によって成立した。

国旗は、同年7月に発効した同国憲法第19条で、付図をともなって国旗が規定されている。

黄色と白は“The banner of Godfrey of Jerusalem(エルサレムの神旗)”からとったのだという説と、1808年以来、教皇庁の衛兵の帽章に用いられていたものが国旗にとり入れられたものだという説の2つがある。

鍵は『新約聖書』マタイ伝16章の「あなたはペテロである。そして私はこの岩に教会を建てよう。…私はあなたに天国の鍵を授けよう」に由来し、〈ペテロの鍵〉と呼ばれている。

教皇冠の3つの輪は、現世・霊界・煉獄をつかさどる表徴で、教皇の司祭権・司牧権・教導権を表わしている。

特殊なデザインのため、正方形のまま掲載した。