カンボジアのアンコールワットの遺跡はアジアで最も有名な世界文化遺産です。
約900年前、12世紀前半、アンコール王朝のスーリヤヴァルマン2世によって、30数年の歳月をかけて建立されたヒンドゥー教の寺院遺跡であり、カンボジア民族の誇りです。ですから、過去40年あまりで何度も国旗が変わりましたが、どの時代、どの政権であっても、国旗にはアンコールワットが登場しているのです。
1863~1948年
フランス統治時代
1948~70年
シアヌーク国家元首時代
1970~1975年
ロン・ノル政権時代
1975~90年
ポル・ポト政権時代
1979~89年
ヘン・サムリン政権時代
1989~91年
カンボジア国時代
1991~1993年
国連暫定統治機構時代
1993~現在
フン・セン政権時代
創建後、王都がプノンペンに移ると、一時は忘れられた存在になったこともありましたが、1546年から64年の間に、アンチェン1世が第一回廊北面とその付近に彫刻を施したり、その孫にあたるソタ-王が仏教寺院へと改修し、完成させました。
アンコールワットの中央祠堂(1866年撮影)
最近のアンコールワット
夕日に映えるアンコールワット
ほぼ全壁・全域美しい彫刻が彫られている
うお紺太夫をはじめ日本語の“落書き”はこの付近に集中している
アンコールワットの大きな悩みは樹木の成長による寺院の破壊である