北朝鮮国旗との出会い – ウラジオストク空港での出来事

本国内ではめったに出会わない北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の国旗。9月28日、ウラジオストク空港で出会い、撮影しました。


9月28日、ウラジオストク空港で。

午後2時でしたから日本時間の正午にあたります。ウラジオストクは日本より西にあるのに、時差は逆に、夏では2時間も向こうが早いのです。これは同地が1860年、北京条約でロシアの領有するところとなり、もっと東側の地域から南下してきたことによるものです。

それはさておき、2年前も隣接する旧ウラジオストク空港ビルで北朝鮮労働者たちとご一緒しましたが、その時はみなさん、背が小さく(一般的に韓国・朝鮮人は168㎝の私より長身)、よく日に焼けて、ほぼ全員喫煙し、みな黙して口をきかないでいることに異様なものを感じました。しかし今回は、みなさん、こんなバッジを付けて空港ビル内をばらならに歩いているので、下手な、向こうの言葉で話しかけてみました。

吹浦「このバッジは金正日主席ですね?」

労働者「ね(Yes)」

吹浦「写真撮ってもいいですか?」

労働者「知らないよ、おれ」

と、そっぽを向く。そこで、1枚。

今度はスーツ姿の引率者らしい人に。

吹浦「このバッジは金日成、金正日両主席ですね?」

引率者「ね」

吹浦「どうして金正恩主席ではないのですか?」

引率者「国防委員会第一委員長のバッジハまだ受け取ってない」

吹浦「私も昭和天皇のバッジでもつけようかな(笑)」

引率者「日王のバッジってあるのか?」

吹浦「ないと思うよ。ま、記念に1枚写真撮らせてよ」

引率者「勝手にしろ。顔は撮すな」

吹浦「カムサ(感謝)ハムニダ」

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