イラン・イスラム共和国

イラン・イスラム共和国の国旗
首都テヘラン
言語ペルシア語
人口74,196,000人(2008)
面積1,648,195km²

解説

古代ペルシャにまでさかのぼることのできる古い国。
緑白赤の3色は、遅くとも18世紀にはこの地方の旗に用いられていた。
公式には1907年に国旗となった。
緑はイスラム教を、赤は愛国心を表わす。
中央の紋章は1本の剣と4つの三日月。
白の両端にはそれぞれ11回、計22回、ペルシャ語の飾り文字で「アラー・オ・アクバル(アラーは偉大なり)」と書いてある。
これは1979年の「イスラム革命」を導いたホメイニ(1900~1989)が、亡命先のパリから、この年のイスラム暦バーマン月22日に帰国したことに由来する。
シャー(王制)時代のイランの国旗にはこの聖句が無く、紋章は、太陽を背に、剣を持ったライオンというもので、それを赤にした「赤獅子太陽」がこの国の赤十字の組織に相当する団体(赤獅子太陽社)の名であり、この国際組織公認の唯一のマークだった。
「イスラム革命」後は、国際組織との話し合いを続けたが、他のイスラム諸国同様の「赤新月社」となった。