首都 | テルアビブ |
言語 | 英語、ヘブライ語、アラビア語 |
人口 | 7,170,000人(2008) |
面積 | 20,770km² |
解説
古代のイスラエル、ユダ王国を滅ぼされて離散(ディアスポラ)したユダヤ人は、世界各地でしばしば差別や迫害にあうという苦難の道を歩んでいた。
1897年8月、スイスのバーゼルで第1回シオニスト会議が開かれた。
提唱者は後に〈建国の父〉と呼ばれるようになったヘルツル。
かくして「(心の故郷)シオンの山に帰ろう」という、シオニスト運動がスタートした。
国旗は、この会議の席上、やがてヘルツルの後継者となったウォルフソーンの次の提案で決まった。
「モーゼの時代からわれわれは自分の色、青と白を持っている。タリス(ユダヤ教の祈とう者の肩掛け)の色だ。この色で古代イスラエルの王者、ダビデ王の楯を描こう」。
1948年、パレスチナの地に共和国を樹立したイスラエルは、同年10月、国民評議会でこの国旗を制定した。
周囲のアラブ諸国の国旗は全く登場しない青が基調となっているところに、この国の中東における異分子的な複雑な立場が見える。