7年後の2020年に東京で56年ぶりのオリンピック大会が開催されることになったが、11年後、つまり「その次」が早くも話題に上っている。
これまでの情報では、パリ、ローマ、ベルリン、コペンハーゲン、マルメ(スエーデン)の5つのヨーロッパの都市が立候補の意向を持っているようだ。ほかにも、ウィーン、ブリュッセル、サンクトペテルブルクなどからも「われわれだって」という声なしとしない。
パリ市の旗
ローマ市の旗
ベルリン市の旗
マルメ市章
コペンハーゲン市章
パリは2012年のオリンピックをロンドンと競って僅差で敗れた。ローマは1960年、つまり前回の東京大会の1つ前に開催した。ベルリンはヒトラー時代の1936年の開催都市だ。
北欧での夏季大会は戦後では1956年のへルシンキ大会だけだ。大穴狙いならマルメではないか。マルメはスエーデン最南端、狭い海峡を挟んで向かいがコペンハーゲン。コペンとマルメが事実上の共同開催というのもあるかもしれない。
コペンは1964年の大会にも立候補しかけ、日本の説得で退いてもらった経緯もある。青の時の最終選考では東京34、デトロイト10、ウィーン9、ブリュッセル5だったが、24年はいずれヨーロッパでの開催となろうが、これからの推移が楽しみだ。