6日に元水泳選手が持つ聖火が消え、再点火するロシアの警護要員=AP
オリンピックシンボル
イワン「プーチン大統領も大変だよね、これじゃ。」
セルゲイ「どうしたのだ、これは?」
イワン「来年2月のソチ冬季五輪に向けてモスクワから始まった聖火リレーでトーチの火が何度か消え、6日には大統領の目の前でそれが起きたんだよ。しかも、ご丁寧に、ライターで再点火したという映像が世界中にながれたんだ。」
セルゲイ「インターネットで全世界にさらされたわけだ」
イワン「ロシアでのリレー2日目の8日までに少なくとも3度消えた。この映像はソ連の元水泳選手カラペチャンがトーチを手にクレムリンを周回したときに、弱々しく聖火が消え、沿道の警護要員がライターで再点火した映像だよ。」
セルゲイ「トーチはかっこいいじゃん?!。」
イワン「<火の鳥>の羽根がモチーフで重さ1.8キロ、長さ95センチ。冬の強風にも耐えられるよう特別に設計されたと組織委員会はいうが、機能はごらんの通りだよ。警備員が喫煙者でよかったね。」
セルゲイ「さて、それはどうかな。あらかじめ心配だから持たされてたんじゃないのかな。」
イワン「それはいくらなんでも深読みだろう。」
セルゲイ「ハプニングで祝賀ムードに水を差されたんだから、関係者はシベリア送りだね。」
イワン「ロシアのインターネット上では、聖火は北京やロンドンの五輪でも何度も消えているって書いてあったぞ。」
セルゲイ「ま、2020年の東京オリンピックではまず考えられないね。技術大国・日本だもんな。」
イワンくんにセルゲイくん!
ソチ冬季オリンピック大会の成功を心から祈念します。
元長野冬季オリンピック組織委員会式典担当顧問
元オリンピック東京大会組織委員会専門職員
吹浦 忠正