さらに、全日空は、五十七号型をベースにして、すなわち七対十の縦横比で、旗面の中心、五分の三という円でございますが、これが五番目の日の丸でありまして、デザインの混乱は、こうしたようにさまざまなところで見られているわけでございます。
円が縦の2分の1という小さな「日の丸」
梅干し弁当
今配っていただきました朝日新聞、サトウサンペイさんの漫画には思わず苦笑されましょうが、従来、日の丸のデザインについては、明確に法制化されていなかったことから来る混乱がこうしたところでも見られるわけでございます。今般の国旗・国歌法案が具体的にデザインを特定していることは、今後、国旗を国家の行事や公官庁、オリンピックなどで正式に用いる場合の混乱を避ける上で重要な意義があるものと私は評価いたします。
(つづく)