皇后陛下のアイディアで宮中晩さん会の花は国旗の色で


2011年1月に国賓として来日したブータンのワンチュク国王ご夫妻を迎えての宮中晩餐会。
中央は皇太子殿下(天皇陛下はご入院中)。

2014年4月に国賓として来日したオバマ米大統領を迎えての宮中晩餐会。

5月18日朝のフジテレビの番組で、国賓を迎えての宮中晩餐会ではフランス料理を用意し、富士山の形をしたアイスクリームのデザートというフルコースであることを紹介し、卓上の花は、皇后陛下のアイディアでその国の国旗の色の花をそろえていると報じていた。おそらく同じ番組を見たであろう小欄の管理をしてくださっている伊藤輝くんは「おしゃれですね」と若者らしい感想を述べている。

皇后陛下は、在京大使や要人など個別に外国人の来客を迎える場合でも、原則としてそのようにしておられるし、公式に外国を訪問する場合には、帽子や服装、マフラーなどで巧みにその国の国旗の色を取り入れておられる。2008年6月のバルト3国ご訪問からこれが慣例になられたようだ。

フジテレビによると、フランス料理であるのは鹿鳴館時代から、日本が欧米の一流に匹敵する西洋料理を提供できることを示すためだという。これにはいささか疑問を感じた。今や世界文化遺産となった和食、次回はそんな機会があってもいい。また、西洋料理なら、サラダやデザートなどで、国旗の色を取り入れた食材が並んでもいいのではないか。

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