先日、東横線中目黒駅で乗り換える電車を待っていると、夕日に映えるこの看板が見えた。三菱東京UFJ銀行。これがなぜ、MUFGになるのかはみなさん、お暇な時にどうぞお考えください。
そこで思い出したのは、先日、日本橋で見たこの看板。もはや苦笑を超えて恥ずかしかった。電話にはどう出てくれるのか、みんなで試してみませんか?
ところで、2004年から2011年のカダフィ政権崩壊まで現在のリビアは正式には「大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国」と名乗り、世界一長い国名だった。これでもまだこれらの銀行や保険会社よりはましな気がする。個々の名を単につなげただけではない主張がある。ちなみに、この時の国旗は緑一色、世界で一番単純な国旗だった。
ところで、今ではどこの国の名が最長だろう? やってきた電車の中で考えてみた。
朝鮮民主主義人民共和国(ちなみに、「朝鮮」以外は全部日本語の単語から)、スリランカ民主社会主義共和国、アフガニスタンイスラム共和国、ヨルダンハシェミット王国、パプアニューギニア独立国、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国、サントーメ・プリンシペ民主共和国、セントクリストファ・ネービス、セントビンセントおよびグレナディーン諸島、ベネズエラ・ボリバル共和国…、いやいや、まだあるぞ。グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国 United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland、やはりこれが一番長いというべきか。
案の定、駅を1つ乗り越しそうになった。あわてて降りた都立大学前。そこには三井住友銀行があり、これは略称がSMB、Sumitomo Mitsui Bankの略、つまり日本語と英語とでは合併前の呼称が逆という不思議な略称になっている。「略称に苦笑」せざるを得ない。なんのための合併なのか、とシラけてしまった。