6月18日の朝日新聞電子版によると、2015年の北陸新幹線金沢開業に合わせて、能登地方を走る第三セクター「のと鉄道」が、車両の外装や座席を能登の海をイメージした「日本海ブルー」(濃紺色)を基調とする観光列車が走ることになったという。
世界の国旗にはいくつかの地域的特徴があるが、南北アメリカ州の国旗の大きな特徴は青を用いた国旗が多いということ。
グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、エルサルバドル、コスタリカの旧中央アメリカ5カ国、その南のパナマ、さらにコロンビア、エクアドル、ベネズエラの旧グラン・コロンビアに青は登場し、ブラジル、チリ、パラグアイにも青が用いられている。カリブ海諸国の国旗でも、ドミニカ共和国、ハイチ、キューバ、バハマ、バルバドス、セントルシア、アンティグア・バーブーダ、セントビンセント・グレナディーンの国旗に青が用いられている。南のアルゼンチンとウルグアイは明るい空色だ。
イスラム諸国の国旗に青がめったに登場しないのと好対照だ。
American Blueとか、Parliament Blueというのはアメリカのタバコの名前になったりもしているが、「日本海ブルー」、果たしてどれだけ定着するだろうか。あの冬のどんよりとした天候の下に灰色にしか見えなかった、わがふるさと秋田の海。そう思うと、「日本海ブルー」にあまり期待できない気もするが、そんなことを言わずに、乗車する機会を見つけたい。