1536年にウェールズはイングランドに統合されたため、英国旗「ユニオンジャック(ユニオンフラッグ)」には、ウェールズの「痕跡」もない。しかし、カーディフを最大の都市とし、スウォンジ、レクサム、ニューポートといった都市のあるウェールズ地方には、毅然とした「ウェールズ文化」が残り、“魂”もある。
ウェールズの旗
スコットランド同様1999年にウェールズ議会もできた。議会の勢力図はイングランドの中央政府とはことなり、議会はウェールズ労働党が抑えている。
スコットランドよりさらに独立の可能性は少ないが、英国の中には、スコットランドが分離したらウェールズも「さらに強い自治権を要求してくるのではないか」「税制その他でウェールズを一層優遇しなくてはいけない」といった真面目な議論から、「まずはユニオンジャックの下半分にウェールズの旗の下半分を加えればいい」といった笑い話のような提案もあるという。