シンガポールの分離でも国旗は不変のマレーシア

国旗の歴史の中で、分離後も国旗が変わらなかったのが、マレーシアの国旗。1963年にこの国旗で英国から独立した時は、11の藩王国から成っていたマレー連邦とシンガポール、北ボルネオ、サラワクの3つが合体していた。このため、紅白の条も14本、星の光芒も14となった。


マレーシアの国旗。

ところが、2年後、シンガポールが分離。それでも14の数は変わらず、不足した1つは首都クアラルンプールを表わすといういささか苦し紛れの説明がなされている。

存外、スコットランドが分離しても、英国旗は変わらない?

ただ、私はそれは無理というものではないかと思う。つまり、国の名前が変わらざるを得ないからだ。United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandが、領土的には単にEngland and Northern Ireland だけになってしまっては、国名は成り立たなくなるのではあるまいか

どうやら投票の前日である9月17日は現在の全英国人のみならず、遠いとおい辺境の地・日本で暮らす老生にとっても、悩ましい一夜になりそうだ。

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