JOC(日本オリンピック委員会)はIOC(国際オリンピック委員会)の日本版NOC(国内オリンピック委員会)。1911年に創立された大日本体育協会(戦後は日本体育協会)から1991年に完全分離した。
そのJOCが東京駅前のOAZOビルで「東京オリンピック50周年記念展」とトークをしていると言うので行ってみた。マラソンの君原健二と吊り輪の金メダリスト早田卓司がすばらしい回顧談をしていた。
ただ、展示の中で気になったことが1つ。「日本オリンピック委員会マーク原図」との説明があるこの額の中の「日の丸」。円の部分が少し小さすぎる。円の大きさは旗の縦の5分の3が当時も今も正しい比率だ。
日本オリンピック委員会マーク原図
展示はこんな形で行われている。
この原図だと国旗が貧弱に見える。1964年の東京オリンピックの時には5分の3にしたが、98年の長野冬季オリンピックではそれを3分の2にした。冬の競技は背景が雪と氷。赤い丸を大きめにしないと元気が出ないからだ。翌99年の国旗国歌法では5分の3になっている。
JOCさん、円をもう少し大きくして、元気いっぱいで競技や演技に励んでほしい。