10月10日は1964年にオリンピック東京大会開会式が開かれて50周年の記念日にあたると言うので、この週末、さまざまな行事が行われています。
私も10日の夜の7時半というゴールデンタイムのNHK総合テレビに出ましたので、ご覧いただいた方もあろうかと思います。実は、我が家での録画当時、数日前の不慮の転倒から左肩を痛め、三角巾をしており、それを外してとはいえ、(自慢の?)顔がいかにも苦しそうだった。そのほか10日間ほどで4、5回出演し、国旗、オリンピック、領土問題などについて話させていただきました。次回は、畏友・上杉隆くんが主宰するNORBORDERで11月11日の16:30あたりから小一時間、ナマで出演します。
また、創立以来最近まで私が理事をしていたnippon.comを開いていただくと、日本語、英語、ロシア語でオリンピックについての拙稿が出て参ります。今後、さらに他の国連公用語にも翻訳されて掲載される予定です。さらに、近く毎日新聞にもコラムが出るはずです。
それはそうと、拙宅のすぐ近くにオリンピック記念都立駒沢スポーツ公園があります。週末はかなりの人出で、特に、オリンピック選手と歩く1964年による行進が人気でした。実は、私もネットで申し込んでいたのですが、(日頃の行いが祟り)落選でしたので、競技場の観覧席から眺めました。私はかねて2020年の東京オリンピックでは2,020人のトランペッター(年齢、男女、国籍不問)のファンファーレで開会式を盛り上げることを提案(最近では朝日新聞9月3日付)していますので、1,964人の動きを見たかったのです。
そのあと、広場に並ぶ出店を周りました。そこで見かけた、幼児を対象とした1つのゲームに注目しました。ボールを蹴ってゴールに入れる遊びですが、そこの下から3番目にはスコットランドの旗が、4番目にはイングランドの旗が出ているのです。
ご存知の方が多いでしょうが、FIFAにはイギリスという1つのチームではなく、イギリスは構成するそれぞれが別のチームで登録されているのです。
いっしょに見ていたどこかの子連れのお父さんが「これってすごいですよね。スコットランドの分離独立に賭けていたんだ」。
「いえいえ、違いますよ、お父さん。左手前にサッカーボールがあるでしょう。これは今年、ブラジルで行われたサッカーW杯に向けたゲームですよ」。老生はつい、解説してしまった。
ところでみなさん、この国旗、どこの国か判りますか? 順不同で他の旗の名前を書いてみます。
ベルギー、アルゼンチン、アルメニア、ブラジル、オランダ、イタリア、コロンビア、メキシコ、ナイジェリア、チェコ、アメリカ、ポルトガル、ロシア、クロアチア。日本は入ってません。もしかして、ベスト16による決勝リーグ進出の国だけかな?