2009年9月27日、フィリピンの国会は、スペイン植民地時代にも屈服しなかったイスラム教徒たちに敬意を表し、光線の条をこれまでより1本増やして9本とする議案を可決した。これはと思ってその後の推移を見守ってきたが、2014年11月現在、新しい国旗法は成立していない。
そう遠くない間に改訂されると想定されるデザイン
そのフィリピンでまた大きな台風の被害が出そうだということで、難民を助ける会(AAR、柳瀬房子会長)では、前回も同様の活動をした ベテランのスタッフ五十嵐 豪くんを派遣することにしたという。
被害の前に派遣というのは日本のNGOとしてはごく稀なことだと思うが、聖火を期待しながら、見守りたい。
AARで広報を担当している山田かおりさんからこんなメールが来たので紹介したい。
今週末に大型台風がフィリピンを襲う見込みのため、AARでは深刻な被害が発生した場合に迅速に支援活動を開始できるよう、明日12月5日より、スタッフの五十嵐豪を、JPFが結成した合同チームの一員としてフィリピンに派遣し、事前調査を行うこととなりましたのでご報告いたします。
以下、詳細です。ご高覧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。緊急支援の実施が決まりました際には、またあらためてご報告申し上げます。
■今週末にもフィリピンに大型台風直撃の恐れ 緊急支援に向けてスタッフを調査に派遣します ■
昨年11月に超大型台風で甚大な被害を受けたフィリピンに、今週末にも再び大型台風22号(ハグピート、フィリピン名:ルビー)が直撃する見込みです。昨年の台風上陸時にも被災者支援を実施した国際NGOの AAR Japan[難民を助ける会]では、このたびの台風22号で深刻な被害が発生した場合に、迅速に緊急支援を行うため、明日12月5日にスタッフの五十嵐豪をフィリピン・マニラに派遣し、事前調査を実施します。この派遣は、緊急人道支援をサポートするジャパン・プラットフォーム(JPF※)が結成した、JPFとその加盟NGOによる合同チームで実施するもので、五十嵐はそのメンバーの一員として現地入りします。
昨年11月8日に超大型台風「ハイエン」がフィリピン中部を襲った際は、死者・行方不明者合わせて7,000人以上、被災者1600万人という甚大な被害が発生しました。AARでは発災直後から日本人スタッフを派遣し、今年10月末まで、レイテ島タクロバン市やセブ島、および離島などで、食料の配付や家屋修繕資材の提供、被災した障がい者のニーズ調査や教育支援などを行ってきました。
【派遣スタッフ】
五十嵐 豪(いがらし ごう)
AARプログラム・マネージャー
2009年8月より東京事務局でアフガニスタン、ケニア、トルコ(シリア難民支援)、カンボジア等の支援事業を担当。フィリピン台風(2009)、ハイチ大地震(2010)、スリランカ洪水(2011)、東日本大震災(2011)、東アフリカ地域干ばつ(2011)などで緊急支援活動に従事。2013年11月8日に超大型台風「ハイエン」がフィリピンを襲った際にも、緊急支援チーム第一陣のメンバーとして現地入りし、支援活動に従事した。37歳(東京都出身)【本件に関するお問い合わせ】
AAR Japan[難民を助ける会]担当:伊藤悠子、山田かおり
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