新年明けましておめでとうございます。
旧年中は小欄をご愛読いただき、またいろいろお世話になりました。衷心より厚く御礼申し上げます。
おかげさまで、私が主宰するユーラシア21研究所は昨年9月にウラジオストクで5回目のフォーラムを開催し、来たる3月4、5日の両日はモスクワにて、1973年以来、通算31回目の日露専門家会議を行います。
同じく私が理事長を務める社会福祉法人さぽうと21は、外国出身で合法的に日本に滞在している方たちを物心両面で支援し、日本語や補完教育を行い、東日本での被災地支援も活発に継続しています。
また、愚妻が会長の任にある難民を助ける会(私は特別顧問)は36年目の活動に入り、今年は8月22日に新国立劇場で「Shall we dance for peace?」なる通算100回目の記念すべきチャリティ・イベントを実施致します。踊れても踊れなくとも楽しいものにしますので、是非お越しください。
なお、従来から毎日新聞では月一回のコラムを書いてきましたが、新年からは週刊新潮で「オリンピック・トリビア」(毎号連載)をスタートしました。ご愛読ください。
ところで、小欄は旧臘・大晦日に満3年間、毎日の更新を継続いたしました。重ねてご高覧くださったみなさまに心から御礼申し上げます。
また、制作・管理にあたられた㈱ライトの伊藤よしみさま、技術責任者伊藤輝さまには深甚なる謝意を表します。
新しい年には、愚生も74歳となり、後期高齢者目前となります。しかし、2020年の東京オリンピックまで5年半という昨今、おかげさまで講演・執筆の依頼や、テレビ・ラジオに出演する機会がめっぽう増えてきております。そうしたことから、4年目を迎えた本日をもって、「毎日更新」の無理は撤回し、国旗にまつわるさまざまな話を適宜、不定期にご紹介してゆくこととさせてください。
書きたいことはまだまだ山ほどあるのですが、わがままをご寛恕いただければ幸いです。
「国旗にはその国のエッセンスが込められている」「国旗を知ることはその国を理解する第一歩」「日の丸はすばらしい国旗だが、各国の国旗はみなそれぞれにすばらしい「啓発されたナショナリズムは必要だが、唯我独尊はしたくない」「心に旗を掲げよう」…。
一応の区切りの機会の最後、2015(平成27)年の年頭に当たり、皆様のご多幸と、世界・国家の安寧を祈念しつつ、日露戦争終焉の年(1905)の明治天皇の御製を掲げて迎えさせていただきます。
くもりなき 朝日の旗に 天照らす 神のみいつを あふげ國民(くにたみ)