ロンドン五輪、204カ国選手団の入場① – 日本の旗手は吉田沙保里 


女子レスリング3連覇の期待がかかる吉田沙保里旗手が掲げる「日の丸」を先頭に、日英両国旗の小旗を振って行進する日本選手団(標準時7月27日、ロンドンで)

ロンドン五輪が始まった。毎日新聞の記事が気に入った。視点がいい。

【ロンドン小坂大、大前仁、隅俊之】27日(日本時間28日)に開幕したロンドン五輪は女子ボクシングが加わり、史上初めて全競技で女子種目が実施され、すべての国・地域から女子選手が参加する大会だ。国際オリンピック委員会(IOC)は今大会を“性差別”を解消した初の五輪と位置づける。27日の開会式では、各国旗手にも女性の姿が目立ち、歴史的大会を象徴した。

◇カタール

「女性であること、カタールを代表することを誇らしく思う。でも、私は女性だから選ばれたのではなく、特別だから選ばれたのだと思う」。カタールから初の女子選手として派遣された射撃のバヒヤ・ハマド選手(20)はヘジャブ(イスラム教徒の女性が頭髪を隠すスカーフ)をかぶり、満面の笑みで歩を進めた。宗教上の理由からスポーツ界への女性進出が遅れてきたイスラム圏。えび茶色の旗を振るその表情は、国を代表する旗手の立場を五輪で初めて手にした女性としての、複雑な感情も感じさせた。

昨年のアラブ大会では金3個と銀2個のメダルを獲得。IOCから特別推薦枠(ワイルドカード)を与えられた。今大会には、ほかに3人の女子選手が初めて派遣された。


カタールの旗手

カタールの国旗
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