米国の週刊誌「Newsweek」や経済誌「Bloomberg Businessweek」は時々、表紙がその号の特集を1枚の絵や写真ですべて語っているようなすばらしいものを出しますが、何回かに1回は、あまりに酷いとか、お粗末なということもある。ホームランも打つが大事な場面で三振もする。
以下は、産経新聞(2012年3月28日)付の記事です。
【ニューヨーク=松尾理也】米経済誌「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」の最新号(3月21-27日)の表紙に、ひび割れた日本の国旗のイラストが掲載されたことから、在ニューヨーク日本総領事館の川村泰久・広報センター所長は24日までに、同誌総編集長に対し「被災者、地震・津波後の救援や復旧に日夜当たっている日本国民や、日本に共感を示し協力を惜しまない多くの米国民の心情に照らして不適切なイラストだ」と抗議した。
総領事館による抗議文は、同イラストについて「日本が壊れた、あるいは日本人が引き裂かれたという意味を表しているようにも受け取れる」と指摘。さらに「日本に対してお見舞いと支援を表明した数多くの米国人の善意にも関心を払ってほしい」と申し入れた。
総領事館によると、同誌側は「被災者らに不快感を与える趣旨ではなかったが、配慮が欠けていた」と謝罪した。