9月下旬に、「第3回東京・ウラジオストク・フォーラム」開催のため、ウラジオストクに行ってまいりました。
これはそのときにウラジオストク国際協力センターでいただいた、同センター発行の露文・英文併記による資料からのものです。題して、「ウラジオストクまたは沿海(プリモルスキー)州にある総領事館(Consulate General)と名誉総領事(Honorary Consul)の国旗」。
左側が総領事館を置く7カ国の国旗と外交代表部のあるロシアの国旗です。ほとんどお分かりかと思いますが、念のため書きますと、インド、アメリカ、韓国、日本、ベトナム、中国、北朝鮮です。
但し、北朝鮮の総領事館はナホトカにあります。かつてウラジオストクが閉鎖都市であった時代に立派な建物をナホトカに建てたのです。
日本の総領事館もかつてはナホトカにあり、横浜からのバイカル号などでなんどかナホトカに行き、総領事館を訪問したこともありましたが、今ではウラジオストクに移設されました。北朝鮮も移設を希望しているのですが、現在の総領事館が希望する価格で転売することが出来ず、そのままになっているようです。
さて、右側です。名誉総領事とは自国民でありながら、外国から任命される官職または称号です。日本人でも私の友人にブルキナファソの名誉総領事をしている人もいます。長く同国の鉱物資源開発に携わってきたご縁から信頼されているのです。
一般的には、大使館や総領事館がなかったり、遠距離にあり、かつ、自国民が相当数居住したり行き来している都市などでにんめいされることが多いです。自国との外交上重要との判断で依頼する場合もあります。在留自国民の利益の保護・増進・同地域における国際交流の促進等を推進するために任命するケースが多いです。
ウラジオストクでは9人が名誉総領事に任命されています。上から、フィリピン、バングラデシュ、イギリス、タイ、ニュージーランド、チリ、オーストラリア、カナダ、南アフリカです。
市内でもそうした外国の国旗が掲げられています。東京でもそうですが、国旗が判ると一目瞭然、便利ですよ。