オバマ大統領がロムニー候補に、想定を大きく上回る差をつけて再選された。一般投票でも選挙人の数でも勝利した。
勝利宣言するオバマ大統領(NHK総合テレビより)
これにより、
- アメリカは白人圧倒的有利という社会事情の転換が確認された、
- 大衆迎合の選挙戦の結果、経済の立て直しと雇用の拡大、教育の充実、クリーンエネルギーへの投資など、公約の実現が厳しく求められよう、
- 大統領選挙の低俗さやムダをあと4年は見なくて済む、
- 選挙戦に勝っても負けても双方とも「星条旗」の洪水だ、
というのが、私の率直な感想だ。
こちらの希望としては、いささかの甘えを含み、
- 無神経な在日米兵の行動をきちんと統制してほしい、
- 引き続き核抑止力を保ち、通常兵器でも世界に冠たる質と量を保持し、
- 尖閣、朝鮮半島、中台、中比など、複雑な対立状況にある東アジアの安定
に尽力してほしい。
もちろん、日本もそのために自主努力をさらに積み上げ、米輿論が日本を見捨てないようにしなくてはならない。
ところで、日本では選挙戦に国旗は、各政党の本部や選挙事務所以外にはまず見当たらない。社会習慣の違いとだけ考えているだけでいいのだろうか。