私のアシスタントを長年務めてくれているMさんは、元はといえばわが師・末次一郎先生の秘書だった人。個人的な所用で年に数回、中東を訪れる。
この写真は中東第一のメトロポリスとして金融、貿易を中心とした国家運営でいまや世界有数の繁栄を誇るドバイ空港前での1シーンだとか。赤緑白黒の旗は、アラブ・イスラム諸国に共通の4色であり、アラブ首長国連邦(UAE)の国旗。
しかし、いまや230万ほどのこの国の人口構成はインド系が42%と最大で、UAE系は17%に過ぎない。以下、パキスタン系13%、その他のアラブ系9%、その他の外国系18%という具合で、インド亜大陸の出身者が断然多い。
私は以前、何度かこの空港には降り立ったが、市街は知らない。写真で見る限り、高層ビルが立ち並び、ものすごい繁栄という監事である。また、この空港は中東、アフリカ、アジア、ヨーロッパを結ぶ文字通りのはぶ空港となっており、ここに本拠を置くエミレーツ航空はいまや世界の翼となっている。
カタールに本拠を置くアルジャジーラ放送とともに、いまや世界の中心の1つがこの地域になっていることをしっかりと受け止めなくてはいけない。
一見のどかな光景だが、傘の下に並んだUAEの国旗は、いまや世界に注目されている国の象徴なのだ。