国旗でバナナといえば、フィジーです。紋章の中にサトーキビ、椰子の木、オリーブの枝を咥えるハト等とともにバナナの房が描かれています。いずれもこの国の産物です。
ところで、バナナと国旗に思いが行ったのは、札幌在住の畏友・コードネーム「道産子」氏(ジャーナリスト)からこんな歌があることを教えていただいたからです。
中島みゆきの最新アルバム「荒野より」の中にある「BA-NA-NA」です。ありがたい友人です。
もっとも、何故、このタイトルなのかは不明なのだそうです。なぜでしょう? バナナからアジアに思いを馳せる? どうも違うみたいですね。
「道産子」氏は、これも良質の「アジア主義者」たちを目覚めさせるのでは? などと思っています、と書いてきていますが。なぜかいろいろ示唆するものがありそうですから、前文をご紹介しましょう。
私には何が有る 他(ほか)と比べずに何が有る
私には何が無い 他(ほか)と比べずに何が無いアジアの国に生まれ来て
アジアの水を飲みながら
アジアの土を這い 風を吸い強い国の民を真似ては及ばず
あぁ 今日も思い知らされる
BA-NA-NA―NA―NA―NA
あぁ 今日も思い知らされる
BA-NA-NA―NA―NA―NA*
私足す 何を足す 生まれつきに無い 何を足す
私引く 何を引く 生まれつきに有る 何を引くアジアの顔に生まれ来て
アジアの文字を書きながら
アジアの友を持ち 人を恋い強い国の民に混じって 混じらず
あぁ 今日も身の程を知る
BA-NA-NA―NA―NA―NA
あぁ 今日も身の程を知る
BA-NA-NA―NA―NA―NA*
アジアの国に生まれ来て
アジアの水を飲みながら
アジアの土を這い 風を吸い強い国の民を真似ては及ばず
あぁ 今日も思い知らされる
BA-NA-NA―NA―NA―NA
あぁ 今日も思い知らされる
BA-NA-NA―NA―NA―NA
あぁ 今日も思い知らされる
BA-NA-NA―NA―NA―NA