インド北部ダラムサラに拠点を置くチベット亡命政府は1月30日、ニューデリーで中国政府によるチベット人弾圧を非難し、国際社会に支援を求める大規模集会を開いた。
日本の外務省職員の数って、国力に比べて本当に少ないですね。20年ほど前にパラグアイに行って驚いたのですが、この国が受け取っている海外援助の70%が日本から、25%がドイツから、そして残りの5%の大半がアメリカからというものでした。それでいて、大使館員の数は、アメリカが105人、日本が9人と出張駐在官事務所が2つというものでした。おそらく今でも基本的にそうは変わっていないはずです。
これで「情報をもっと」とか「外務省は何をしているんだ」と政治家が叱っても、この陣容では無理というものです。国交省北海道局(旧・北海道開発庁)より人数が少ないのですから。
そんななかで、このほど上程された2013年度予算で、アイスランドと南スーダンでの大使館開設が計上されました。
アイスランドは人口こそ少ない(約32万)のですが、日本同様の捕鯨国で、日本の国連安保理常任理事国入りを支持している親日国です。2001年には駐日大使館が高輪に開設されました。
私の教え子がアイスランド人と結婚したのはその少し前で、届出から査証取得までの苦労話を聞かされたことがあります。今ではステファン・ステファンソン大使以下が両国の友好親善と協力の発展のために尽力しておられます。
レイキャビクへ、日本からも大使が行くことになり、両国関係が一層発展することを期待します。