何やら闇討ちの合言葉のようだが、先日の「山」続き今度は「川」。国旗に出てくる川といえば、ガンビア、ラオス、そしてエクアドル。
ガンビアの国旗は、赤、青、緑の“横三色旗”で、白くて細い縞によって各色が分離されている。各色の幅は6:1:4:1:6。赤と緑は青よりも太い。赤はサバンナの気候と太陽、そして善隣友好を、青はガンビア川を、緑は農業と森林を、白は川の岸辺の道路と国の平和を表す。1965年の独立時に制定された。さらに詳しい岸辺の道路については皆さんもぜひ、geogle earthで検索してみてください。
この写真、手前がガンビア川、上が中流の中心的な町アルブレダ。国旗にまでなっている道路が見える。
ガンビアはアフリカ最西端のセネガル(旧フランス領)に囲まれ、ガンビア川に沿ってイギリスが支配していた地域。
ガンビア川の両側に国土を有し、ガンビアはもともとイギリス領であり、セネガルはフランス領で、イギリスとフランスが1889年に、ガンビア川周辺の約200マイルをイギリス領とすることで合意した。領土の最大幅はわずか48km。アフリカ大陸最小の国で1,300平方kmをガンビア川が占める。国土の大部分がサバンナ地帯。
3,000トン級の船舶が内陸のジャンジャンブレアまで遡ることが出来る。首都バンジュールにあるユンダン国際空港はアメリカのスペースシャトルが不時着出来るよう、NASAが1989年に改修した。バンジュール港はアフリカ西海岸で有数の天然港である
ガンビア川はアフリカのギニア北部から大西洋に向かってそそぐ川。1,130キロに及ぶ。ちなみに日本で一番長い信濃川は367キロ。ガンビア川の3分の1程度の長さ。大西洋にそそぐ河口から100キロほど遡ったところから川幅が大きく広がり、河口付近では10キロに及ぶ。バンジュールは河口南岸にある。
上流付近では川の湾曲に従い国境が湾曲しているが中流からは川を囲むように直線で仕切られた国境になる。