国旗の星について、色で分類するなら以下のようになる。アメリカ、ブラジルがともに青字に白い星を多数並べたものであること、オーストラリアほかの太平洋諸国の国旗には同じく青地(太平洋)に白い星(島)という国旗が多いといった特徴があるといえよう。
旧ユーゴスラビアの国旗
黄色い星は世界各地の国旗に散らばっているが、何と言っても中国の「五星紅旗」とベトナムの「金星紅旗」が目立つ。
赤い星は旧ソ連の国旗を嚆矢とするが、同様にそれを黄色の縁で囲んだ国旗が旧ユーゴスラビアの国旗であった。
黒い星はアフリカの黒人国家3か国の国旗に。
青い星はイスラエルの「ダビデの星」(六芒星)が有名だが、ホンジュラスの国旗にも青で5つの星が描かれている。
緑の星は、モロッコの「ソロモンの星」が知られているが、ほかにはセネガルなど。サダム・フセイン時代のイラクの国旗には緑の星が並んでいたが、今ではシリアのアサド政権の国旗に見られる。これに反対する武装グループは星が赤く、最上部を緑に、つまり、アサド政権の国旗の赤と緑を逆にしたデザイン(旧国旗と同じ)である。
パナマの国旗には青と赤の星が1つずつ登場している。
各国の国旗を星の色で分類すると次の通り。
白い星:アメリカ、ブラジル、キューバ、チリ、リビア、南スーダン、セントクリストファ・ネイビス、ベネズエラ、リビア、ソマリア、リベリア、トーゴ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アゼルバイジャン、トルコ、ヨルダン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、パキスタン、ミャンマー(前の国旗)、東チモール、シンガポール、ミャンマー、オーストラリア、パプアニューギニア、ソロモン、ミクロネシア、マーシャル、ナウル、サモア、クック諸島
黄色の星:中国、ベトナム、マレーシア、コスタリカ、グレナダ、スリナム、ボリビア、パラグアイ(表面の紋章)、エチオピア、中央アフリカ、コンゴ民主共和国、モーリタニア、カーボベルデ、ブルキナファソ、カメルーン、赤道ギニア、アンゴラ、コモロ、スロベニア、クロアチア、モルドバ、モンゴル(共産党時代)、タジキスタン、フィリピン、ツバル、コソボ、澳門
黒い星:ガーナ、ギニアビサウ、サントメ・プリンシペ
赤い星:北朝鮮、エルサルバドル(紋章の下部)、アルジェリア、チュニジア、ジブチ、ブルンジ(緑で縁取り)、ジンバブエ、モザンビーク、ニュージーランド(白で縁取り)、シリア(反政府側)、旧ソ連(黄色で縁取り)、旧ユースラビア(黄色で縁取り)、香港
青い星:イスラエル、ホンジュラス
緑の星:ドミニカ国(黄色で縁取り)、モロッコ、セネガル、シリア(アサド政権)、イラク(サダム・フセインの時代)、
青と赤の星:パナマ