北欧5か国の国旗はいずれも「十字型旗」。これがなぜか、東海大学の幼・小・中・高・短大・大学・大学院の各校旗とよく似ている。
まずは、東海大学の公式HPから、「校旗について」。
創立者松前重義は、内村鑑三の思想的影響から「愛と正義」を自らの信条として、学園の校旗の十字に象徴化しました。そして、「校旗の十字の白線は、横が愛、縦は正義を表す。愛と正義の交わるところに真理がある」と述べています。
校旗の地色は学園の教育機関の幼・小・中・高・短大・大学・大学院の七段階に対応して、それぞれ赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の七色に分けられています。これは虹の七色を意味しており、七色の光が渾然と融合して太陽の白光となり地上に降り注ぐとき、万物は育成されることに象徴されるように、七種の学校群が一体となって教育を行うことにより、一人ひとりの中に豊かな生命が育まれるように、という願いがこめられているものです。
もちろん、尊敬する松前先生ともあろう方が、よもやスカンディナビア諸国の国旗をご存知なかったはずはない。ということは理想や憧れがあったのか。そのあたりは是非、御関係の読者からの御教示を待ちたい。
1992年、東海大学は創立50周年を記念して、シンボルマークを制定した。
同大学広報課によれば、このシンボルマークは、「歴史の大きな流れの中に、行動する東海大学の新しき波を表し、心とものが豊かに調和した総合文明の時代を開拓する新しい波でもあります。さらに、このマークは大洋と友愛を象徴し、<天之蒼蒼、海之蒼波(青々とした空、青々とした海の波)のような未来に希望>を託しています。全体は、東海大学の頭文字である“T”をあしらっています。“Tウェーブ”と呼んで頂ければ幸いです」とのことです。