国旗についての物語– category –
-
国旗についての物語
世界最大の民主主義国家インドの理想と現実
インドの国旗。 インドの国旗はヒンズー教の色であるサフラン(オレンジ色)、イスラム教の色である緑、そして、仏教、シーク教、ジャイナ教、キリスト教などその他の宗教を表す白から成っています。これによって、インドが特定の宗教に偏った宗教国家では... -
国旗についての物語
ガンジーの理想主義とネールの現実主義
世界最大の民主主義国家で、宗教に束縛されない、高度成長国家、インドの魅力は今世紀に入って一層高まっています。これまで、日印関係はどちらかといえば稀薄でしたが、今や、急接近が始まっています。それは中国を挟んでの地政学的な視点、優れたIT技術... -
国旗についての物語
バングラデシュの誕生② – 40年を経ての歴史の証人
パキスタンの国旗。1946年採択。 バングラデシュの国旗。1972年採択 1970年代の初め、私は国際赤十字の駐在代表として東パキスタンにいました。滞在中の1991年12月3日、インド軍は東西パキスタンに介入(第3次印パ戦争)、3週間後、東パキスタンはバングラ... -
国旗についての物語
バングラデシュの誕生① – 「建国の父」ムジブル・ラーマン
パキスタンの国旗。1946年採択。 1971年3月に東パキスタンがパキスタン(権力は西パキスタンに集中)からの独立を叫んだとき、芸術家カムルル・ハッサンによってデザインされたのが、左側の旗。同年12月の第3次印パ戦争の結果、バングラデシュ(「ベンガル... -
国旗についての物語
リヒテンシュタイン国旗物語
リヒテンシュタインの国旗 <小国リヒテンシュタイン大騒動 「絶対権力」公爵家に国民「注文」7月にも国民投票>という興味深い記事が、朝日新聞5月15日付に出ていました。リヒテンシュタインの首都ファドゥーツ発、前川浩之記者のレポートです。 ヨー... -
国旗についての物語
インド国旗のチャクラは世界遺産に登録されていなかった
インドの国旗。 1947年7月22日に採択され、現在に至る。 インド国旗の中央に描かれているチャクラ(法の輪)の原型になったのは、古代インド、マウリヤ朝第3代のアショーカ王(阿育王、在位BC268頃~232頃)による第3回仏典結集記念塔のしるしです。この仏... -
国旗についての物語
ポルトガルの栄光④ – 暗黒時代を血で克服した旧ポルトガル領の東ティモ-ル
東ティモールの国旗。 苦難の末、達成した独立の意義をこの旗にこめている。 東ティモールはポルトガルの支配した拠点の1つですが、1975年、インドネシア軍が西ティモールから侵攻し、11月末にインドネシアが東ティモール全土を制圧し、1976年に同国27番目... -
国旗についての物語
ポルトガルの栄光③ – 海洋大国ポルトガルのアジア進出
ポルトガルのアジアへの進出について触れたいと思います。ポルトガルの世界的発展を論ずるには、日本について落とすわけには参りません。 2005年の愛知万博でポルトガル館に展示された火縄銃 1543年9月、種子島の西之浦湾に漂着したポルトガル船が鉄砲を伝... -
国旗についての物語
ポルトガルの栄光② – 世界国家だったポルトガル
ポルトガルの国旗。 15世紀、ポルトガルの王室は大西洋に果敢に船を出しました。その結果、バルトロメウ・ディアス(1450頃~1500)は1488年5月、喜望峰に到達し、ヴァスコ・ダ・ガマ(1469~1524)をヴェルデ岬まで案内し、ガマはインド航路を開き、ペド... -
国旗についての物語
ポルトガルの栄光① – ポルトガル語圏競技大会に見る大航海時代の栄光
1911年、共和制になって国旗を変更し、 現在に至るポルトガルの国旗。 ポルトガル王国時代(1830~1910年)の国。 王政が倒れた時、地色を変え、王冠を取り除き、紋章の背景に天球儀を置くことで、大航海時代の栄光を示すことによって、イメージの転換を図... -
国旗についての物語
「龍の国」は「幸せの国」
2006年に就任したジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク第五代ブータン国王。 2011年の来日時には日本人に「幸福」とは何かを考えさせた。 ブータンの国旗 東京・上野の国立博物館で「ボストン美術展」が開かれています。その“目玉”の1つが曽我蕭白の雲龍... -
国旗についての物語
戦時に登場する国旗 – 「日の丸」
花岡萬州「無錫ニ入ル中島今部隊」 この絵は早稲田大学會津八一博物館所蔵のもので、2009年には同博物館(旧大学図書館)で萬州の特別展が開かれたので、私も見に行ってきました。大学での展覧会でありながら、戦争画には学生がほとんど関心を持っていない...