2014年4月– date –
-
国旗についての物語
国旗のある風景 – 駿府の築城図屏風
先日、名古屋の徳川美術館を訪問した際、玄関を入ったすぐのところで久々に、家康が各大名に命じて駿府(今の静岡)城を造らせている様子を描いたこの図屏風を見た。 この絵は1607(慶長12)年、二の丸石垣構築の一部を受け持った加賀の前だけの活躍を描い... -
国旗についての物語
「日の丸」が一番映える官庁・法務省
全官庁が毎日、国旗「日の丸」を掲げるようになったのは、1964年の東京オリンピックを前にした前年の9月から。 中でも私はが気にいっているのは、法務省前。反対側の警視庁サイドから撮影したもの。 全国の皆さん、あるいは海外にいらっしゃるみなさん、あ... -
国旗についての物語
弔旗としての「日の丸」の掲げ方①
「大喪中ノ国旗掲揚方(けいようほう)」という閣令が今も有効である。これは、天皇の崩御に伴う国旗の掲揚の仕方について定めた日本の閣令であり、「大正元年閣令第1号」という立派な番号が付されたものだ。 大喪中ノ国旗掲揚方ぼ付図 1999年8月13日施行... -
国旗についての物語
「日の丸」が全国に普及したのは西南戦争から
明治10(1877)年9月、西南戦争で西郷軍配線の報を得た政府が、全国の各戸に国旗を掲げ、政府軍の戦勝を祝すよう、各道府県に通達した。 東京では正月にこのように「日の丸」が掲揚される。この写真は表参道。ほかに銀座、青山、六本木、赤坂などで町会や... -
国旗についての物語
鉄道開通で始まった「日の丸」での祝意
明治政府は明治3(1870)年、2つの太政官布告で、商船に掲げる国旗と軍艦に掲げる国旗を制定した。それぞれ縦横比や円の位置が違うことについてはこれまでも触れたし、いずれさらに詳しく述べたい。 それが一般も使用してよいようになったのは明治5(1870... -
国旗についての物語
国旗のある風景 – 朝鮮半島で初めての鉄道
朝鮮半島での鉄道敷設については、19世紀の後半、アメリカのモースがこれに着手しようとしたが、米国内で出資者がなく、結局、渋沢栄一が実行することになった。その結果、まず、1899年9月18日、漢江西岸の鷺梁津から済物浦(仁川)間が開業した。 この写真...