ブルネイ・ダルサラーム国

ブルネイ・ダルサラーム国の国旗
首都バンダルスリブガワン
言語マレー語(ブルネイ・マレー語)
人口400,000人(2008)
面積5,770km²

解説

ボルネオ島北部にある、密林をもった、イスラムの産油国。
古くから交易地として栄え、13世紀にはボルネオ全島のみならず、現在のフィリピンの首都マニラまでを勢力下においた。
しかし、西力東漸の時代になって次第に諸外国からの圧力で支配地を狭められ、1888年にはイギリスの保護領となった。
第二次世界大戦時には、日本軍の占領を受け、戦後、再びイギリスの支配するところとなったが、1984年に独立した。
この旗はそれ以前からのもの。
この国の経済構造の基本は豊富な石油と天然ガスの日本や韓国への輸出。
国名は、周辺の人々が古くからこの地域を「ブルニ」と呼んでいたことに由来する。
「ダルサラーム」は「平和」を意味する。黄色は王を讃える色で伝統的にマレー人にとっての縁起が良いとされている幸福の色。
首相を表す白と大臣を表す黒の帯の中央にはイスラム教を表わす三日月、国のさまざまな目標を書いた旗、翼、手、傘などからなるシンボルが描かれている。
三日月には「神の庇護に常に尽くせ」と、台座には国名が各アラビア語で記されている。