バーレーン王国

バーレーン王国の国旗
首都マナーマ
言語アラビア語
人口791,000人(2008)
面積665km²

解説

ペルシャ湾内の島国。
古代から通商上の要地として栄えた。
アラビア半島のさまざまな勢力は、古くから赤を主体とした旗を用いていた。
バーレーン地方では18世紀後半にハリファ家が支配体制を確立し、1971年の独立後の一時を除き、同家からの首長が絶対的な指導体制を敷いてきた。
1920年の英国とアラブ諸部族との会議で、この地方の旗として、白で縁取られた国旗が決められた。
その後、1933年に、他との区別をよりいっそう明確にするため、赤と白の境目をノコギリ形にしたもの。
8つのノコギリ形は、この国の8つの部族を表わしている。
立憲君主制を明らかにした2002年の憲法改正にともない、それまでの8つの突起が5つに減らされた。
5つは、イスラムを信じる者がなすべき5つの義務、すなわち、信仰告白、1日5度の礼拝、喜捨、断食、メッカ巡礼を表している。
国旗は主として公共機関や施設にのみ掲げられ、一般では許可なく用いられてはいない。
この国旗は隣接するカタール国旗と似ているが、赤の純度がより高い。
なお、製作上の都合から、国内では赤と白の境目がノコギリ形ではなく、直線になっている旗がしばしば用いられている。