首都 | クアラルンプール |
言語 | マレーシア語 |
人口 | 27,468,000人(2008) |
面積 | 329,847km² |
解説
14本のすじと14稜星から成る現在の国旗は、1950年に結成されたマラヤ連邦の旗が基礎になっている。
それは11本のすじと11稜星であったが、同連邦を構成する9つの州とマラッカ、ペナンの両海峡植民地を表わしたものであった。
1963年9月16日、同連邦とシンガポール、サラワク、サバ(北ボルネオ)の3地域が合併し、イギリスから独立して新国家マレーシアが誕生した。
国旗はそれまでの旗に3地域を表わす3本のすじと、3本の星の光芒が追加されたものとなり、現在に続いている。
黄色は古くから王朝の色、月と星は多くの国民が信奉するイスラム教の象徴であり、イスラム諸国の国旗に共通のもの。
1965年になってシンガポールがマレーシアから離脱した後も、マレーシアの国旗は変わっていない。
イスラム教徒の多い国の国旗に、青があるのは極めて珍しい。
これは旧宗主国である英国や良好な関係にある米国の国旗の影響とされる。
マレーシアの国旗はイギリスと英連邦との親密感と共に、1963年に独立したときの州の数を紅白の条で表わすなど、冷戦下、アメリカの支持で独立したことの影響が示されていると言っていいだろう。