ベルギー王国

ベルギー王国の国旗
首都ブリュッセル
言語オランダ語(60%)、フランス語(39%)、ドイツ語(1%)
人口10,647,000人(2008)
面積30,528km²

解説

ベルギー国旗の3色は〈黒地に、赤い舌を出した黄色いライオン〉という、ブラバント公家の紋章の色に由来する。

現在の首都ブリュッセルを含むブラバント地方は、1815年のウィーン会議までオランダの支配下にあったが、同会議でオーストリアのハプスブルク家に譲られた。

しかし、人々は常に独立の機会をねらい、1830年、フランス七月革命の知らせに勇気づけられて独立運動に立ち上がった。

その時には、青白赤のフランス三色旗をそのまま使っていたため、周辺の国々に、フランスが領土を拡大するためにブラバント地方の人々をあおっているかのような印象を与えることとなった。

やがてロンドンで列強の会議が開かれて、新しくブラバント王家が設立されることになり、1831年1月の憲法で正式に国旗が制定された。