ラトビア共和国

ラトビア共和国の国旗
首都リガ
言語ラトビア語
人口2,249,000人(2008)
面積64,589km²

解説

北のエストニア、南のリトアニアとともに「バルト3国」と呼ばれる。

中世以来、デンマーク、リトアニア、ドイツ、ポーランド、スウェーデン、ロシアに支配され、ベルサイユ会議をへて、1920年、両隣のエストニア、リトアニアと並んで独立国となった。

国旗はこの時に制定されたものだが、13世紀の『リボネア年代記』には1279年にこの旗の原型のものが使用されたとあるそうだ。

ドイツ騎士団に対抗するラトビア義勇軍の指揮官の白布と地の色に由来すると伝えられている。

1917年、ロシアが革命で混乱している間に独立を宣言、アンシス・キルリスというデザイナーの作品が公募で選ばれた。

しかし、1940年、これまた両隣の国とともにソ連の一部となり、以来、50年にわたって支配された。

この間も、アメリカなど西側の数カ国はソ連のバルト3国支配を不当とし、この旗は他の在米大使館と同様に“ラトビア大使館”に掲げられ、外交特権を与えられていた。

ソ連からの離脱運動が高揚していたさなかの1991年8月、モスクワでのクーデター未遂事件直後に独立し、9月に国連加盟が認められた。

国民の過半数はラトビア人だが、約1/3がロシア人。国旗の海老茶は民族を守るさまざまな戦いで流された血、白は人権、誠実さ、栄誉を表わす。