首都 | ブカレスト |
言語 | ルーマニア語 |
人口 | 21,275,000人(2008) |
面積 | 237,500km² |
解説
スラブ人の国々の中にある、古代ローマ人(ラテン)の血を引く国。
国名はそのローマに由来。第一次世界大戦後、民族自決の中で王国として独立、同じラテン系のフランス国旗の白を黄色にした。
第二次世界大戦ではドイツに与し、戦後、国土の多くをソ連とハンガリーに割譲させられた。
1947年、王制が排除されて人民共和国となったときは、現在の国旗に、油井、森、山、星、麦の穂などから成り、リボンにルーマニア人民共和国の略であるRPRと書いた紋章をつけていた。
RPRはその後、ROMANIAとなった。
1989年12月、24年間続いたチャウシェスク大統領の独裁体制の打倒を目指す革命が起こり、市民はそれまでの国旗から、この社会主義色濃厚の紋章を切り取って、首都ブカレストの大通りを行進し、流血の末、旧勢力を倒した。
この革命の結果、国旗から紋章が取り除かれ、同じくフランス三色旗の影響を大きく受けたチャドの国旗と区別がつかなくなった。