国旗についての物語
-
国旗についての物語
信じていいのか、イエメン大統領の交代
イエメンの国旗 タワックル・カルマンさん アラビア半島南端に位置するイエメンは半島で唯一の共和制の国。しかし、民主主義には程遠く、アリ・アブドル・サーレハ大統領(1942~)が北イエメン時代から数えれば33年を超える長きにわたり、独裁者としての... -
国旗についての物語
ルーマニア – 紋章を切り抜いた国旗の物語(後編)
低かった戦後の東欧国境 いささか皮肉な見方かもしれないが、現代史において、最も国境が低かったのは、戦後の東欧圏ではなかったか。 70年代以降、東欧に限らず、大小の覇権国による対外侵攻はあとを絶たなかった。1983年のグレナダや89年のパナマへのア... -
国旗についての物語
ルーマニア – 紋章を切り抜いた国旗の物語(中編)
1989年以降、現在のルーマニア国旗 冷戦の終結で唯一、武力を用いた革命 話を20年前に戻そう。1989年11月9日、ベルリンの壁が崩壊し、それと前後して東ヨーロッパ各国の共産党政権が民主化ドミノにさらされて次々と倒れたとの情報がルーマニアにも伝わって... -
国旗についての物語
国立競技場でのシリアを巡る両者の対立
日本にも留学や仕事の関係でシリアからの在住者もいます。昨年11月27日(日)、国立競技場で行われたロンドン五輪アジアC組予選で日本とシリアのチームが対戦した時、アサド政権を支持するグループに対して、反政府側に立つ人たちが1932年以来のシリア旧国... -
国旗についての物語
シリア反政府勢力が掲げる旧国旗
シリアの現国旗。 反政府勢力が掲げる前国旗 シリア情勢がいよいよ難しくなってきました。国連人権理事会の調査委員会は、2月23日、昨年3月の反政府デモ発生から2月15日までのシリア内乱による死者が8,079人に達したと発表しました。 そうした中で、翌24日... -
国旗についての物語
ルーマニア – 紋章を切り抜いた国旗の物語(前編)
1965~89年までのルーマニアの国旗。 1889年に独裁者チャウシェスクを追放した革命から20周年になったことを記念して、2009年12月21日に首都ブカレシュティ(英語ではブカレスト)で、さらなる改革を求めて開催されたデモでは、20年前に社会主義を象徴して... -
国旗についての物語
ロシア国旗と国歌
ロシアの国旗。帝政時代のものが復活した 1991年までのソ連時代の国旗 今の学生は、(まともに?入学していたら)みな平成生まれです。と言うことは「冷戦」は知らないし、「ソ連の崩壊」も「昔のことね」でおしまい。中には、「ソ連ってなぁに?」という... -
国旗についての物語
沖縄日の丸①
具頭中学校で。 コザ小学校での国旗贈呈式。 写真はいずれも1952(昭和27)年4月。 沖縄の本土復帰の20年前のことであった。 約30年間、私が直接お世話になり、ご指導いただいた末次一郎先生は、この人なくして沖縄の祖国復帰はなかったといわれるほどの人... -
国旗についての物語
南スーダンへ陸自本体が出発
国連平和維持活動(PKO)にあたるため、陸上自衛隊の主力部隊120人が羽田空港からチャーター機で南スーダンへ出発しました。 20日に首都ジュバに到着し、宿営地整備などの活動を本格化させる任務です。 1次隊は主に宿営地づくりなど活動の基盤整備にあたり... -
国旗についての物語
ファッション化した日の丸
この「日の丸」は小さいですよね。力強さに欠けるように思いますが…。 2012年2月、米国のコロラドスプリングスで行われた4大陸フィギュアスケート選手権で浅田真央選手の登場を待つ観覧席で。フジテレビの映像から。 「日の丸」の大きさが結構バラバラでは... -
国旗についての物語
旧ソ連の国々② – ベラルーシは独裁「大国」
ベラルーシ共和国の国旗 旧ソ連でソ連構成時代の国旗とよく似ている国旗を今でも採用しているのはベラルーシ(旧白ロシア)だけです。この国は1991年末のソ連崩壊直後から95年までは白地の中央に赤い横帯という国旗でしたが、モスクワとの微妙な駆け引きの... -
国旗についての物語
旧ソ連の国々① – グルジア、この小さくても大きな国
グルジアの国旗 今からおよそ20年前、1991年12月25日、超大国といわれたソ連が消えてなくなりました。 15の元ソ連構成国は、急速に親欧米機運になったり、とりあえず共産党から名前だけを変えた旧態依然たる独裁的な個人が政権を担う国なったりして、ただ...