国旗についての物語
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国旗についての物語
集英社さん、これでは誤解を招きます – フランス三色旗の色の順
おしゃれな雑誌です。若い女性相手のいかにも集英社の発行という雰囲気です。 フランスの国旗 ただ、いかがなものでしょう、このフランスの国旗を思わせる左下の3色。色の十番がおかしくないでしょうか。早速、編集部に問い合わせました。 「この3色はフラ... -
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国旗のある風景 – 旗を投じるスイスの伝統
何も説明を要しまい。こういう風習は私の知る限り、スイスしかない。 なぜスイスにしかないのかというと、もう「知りません」。でも、この風景、なぜか、この国旗にしか合わないように思い込んでいる自分がそこにいるのです。 スイスの国旗 この光景、猛暑... -
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赤十字の誕生につながった激戦地ソルフェリーノ
8月11日、北イタリア・ガルダ湖南端に突き出た保養地シルミヨーネにも寄った。 1859年6月24日、そのすぐ南の低い岳稜地帯ソルフェリーノで1日に4万人もの死傷者という、19世紀最大の激戦が行われた。イタリア半島の統一のため、北イタリア地方を支配する... -
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ヨーロッパは一つ? アジアは一つひとつ?
岡倉天心は「アジアは一つなり」と喝破したが、私は昔から「さにあらず。アジアは一つひとつなり」と思ってきた。みなさんはどう思われますか? 国旗で言うならアジアの国々では「バングラデシュ以東の国旗には必ず赤が入る」「タイ以東の国旗には緑がない... -
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黒人選手にバナナ – 差別は古今東西にある悪癖
「黒人選手に観客がバナナ 大リーグ、相手球団が謝罪」として、時事通信が8月12日に次の記事を流しています。 米サンフランシスコで11日に行われた大リーグの試合で、黒人のスター選手が守備に就いた際、スタンドからバナナが投げ込まれ、黒人選手をサル... -
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似て非なる国旗 – ガボンとルワンダと自由が丘
過日、地方に出かける所用があり、東横線自由が丘駅に向かった。降りたところがこの商店街(東京目黒区)。「ん、ガボンの国旗がなぜ?」。 ガボンの国旗 ガボンはアフリカ大西洋岸のほぼ中央にある、人口150万人。一人当たりのGDPが15,000ドルというのは... -
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ロシアの連邦構成「州」の旗
アメリカに州旗があるようにロシアにもあります。ロシアは83の連邦構成機関(州や自治共和国など)に分かれています。サハリン、ハバロフスク、サハ、ヤクート、カムチャツカ、イルクーツク、タタール、ユダヤ人…といった名称です。 3月にモスクワに行った... -
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東京オリンピック開会式当時の国旗④
これまで3回にわたって取り上げてきた「東京オリンピック公式記録」のある1ページに掲載された8カ国の国旗だけでも、こんなに変わったという典型的な例として、ルーマニアの国旗を紹介したい。 実は、1980年代の初めに、独裁者二コラエ・チャウシェスク大統... -
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東京オリンピック開会式当時の国旗③
スペインの国旗も東京オリンピック当時とは変わった。 スペインの国旗 1939年にフランコ総統によって採択された国旗を45年に一部修正した、東京五輪当時のスペイン国旗 フランシスコ・フランコ総統 フランシスコ・フランコ・イ・バアモンデ(Francisco Fra... -
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東京オリンピック開会式当時の国旗②
注目したいのはこの英領ローデシア。行進するほとんどの選手が白人であるのが分かる。 東京オリンピック閉会式の行われた同月24日、この地域は独立し、ザンビア共和国となり、最後列である開催国・日本の直前にプラカード(防衛大学校生が奉持)は移り、現... -
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東京オリンピック開会式当時の国旗①
先般来、メディアからの東京オリンピック(1964)についての取材や問い合わせが急増している。国旗に育てられ、当時の組織委最年少職員だった私としては諸先輩へすばらしい働き振りを思い出しつつ、感謝の気持ちをこめて最大限の協力をしているつもりだ。 ... -
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英国大使館に翻っている国旗「ユニオン・ジャック」
前回、各国にはさまざまな国旗があると書き、その例として東京・半蔵門の駐日英国大使館の例を紹介しましたが、そこに掲揚されている国旗は、このデザインです。 中央には、イングランド、スコットランド、アイルランドの紋章とライオン、そしてユニコーン...