国によって、政府が通常の国旗に紋章を付ける例はいろいろある。中南米諸国のように、「正式には紋章を付けるのが国旗なのだが、一般国民は付かないデザインの国旗でいい」「一般人は紋章をつけてはならない」とか、この政府用の旗の使用には国によって差があるが、わかりやすいのはヨーロッパ諸国の例。
オーストリアやドイツも政府が用いる公式旗にはワシの紋章が付く。英国の駐日大使館で掲げている国旗は、通常の英国旗「ユニオン・ジャック」の中央に、大使専用の紋章が付いたものである。
オーストリアの政府旗。国旗には紋章がない。
ドイツの政府旗。国旗には同じく紋章がない。
イギリスの大使館に掲げられる国旗。