便宜置籍船のことを先日書いたが、その中でボリビアとモンゴルという海のない国に便宜的に船籍を置いている例があることに触れた。
この2つの国、ボリビアはチチカカ湖やペルーの海軍基地で演習を行うなど1993年までは海軍を所有していたが、同年、陸軍の傘下に入り、モンゴルは1997年まで海軍を所有していたがこれを廃した。
ロシアではカスピ海に小艦隊があるが、これはロシア海軍の一部であり、オーストリアやスイスには陸軍のもとに河川での戦闘部隊があり、ハンガリーでは陸軍に河川部隊があり、オーストリア同様、ドナウ川の哨戒・警備と、周辺の河川や湖沼で第二次世界大戦時の機雷の掃討を行っている。
また、アフリカのブルンジのように国家憲兵隊や国境警備隊に組み込まれている小さな海軍力を保有している国もある。