アメリカのファーガソンで「黒人の少年を警察官が射殺」というニュースは世界を震撼させている。
News Week(日本語版)は12月9日付号で、早速その特集を掲載し、表紙と扉にショッキングな写真を載せている。
表紙では、「星条旗」を踏みつぶすことで、アメリカの正義が信じられないということを表現したのか。同じく扉の写真では国旗が逆さまに振られている。
銃社会、人種差別…アメリカには大きな病根があり、ときどきとんでもない事件や事故が起こる。
秀吉の「刀狩」に象徴されるように、日本は古来、世界で最も武器弾薬・銃砲刀剣類が厳重に管理されてきた。この秩序ある社会を大切にしたい。
しかし、アメリカにはこのNews Weekがそうであるように、確固たる言論の自由があって、社会は自浄能力を持っていることも確かだ。
少年と遺族に哀悼の意を表しながら、今後の成り行きに注目することにしたい。